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吸血1日目

エレクトロニック・アーツ(開発はTERMINAL REALITY)の「ブラッドレイン」を開始。いわゆる洋ゲー、しかもイギリス製で御座います。
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この「ブラッドレイン」、ハーフヴァンパイア(ヴァンパイアハーフの方が語呂がいい気もしますが)のヒロインがナチスドイツを蹴散らすという内容なので、当然の如く残酷描写・グロ描写がバシバシ。
今回は日本でも規制無しで発売されたというPC版ではなく、規制のあるPS2版なのですが、それでもけっこうグロいです。
というか、個人的には残酷描写とか無い方がいいんですけどね…。
どうも洋ゲー好きというとグロの好きな人が大半のようなんですが、洋ゲーがゲーム自体の出来の良さに比べて日本であまり認知されてないのは、あまりにグロ描写ばかりがクローズアップされ過ぎてるからじゃないんでしょうか。普通の人はそりゃ引きますし、洋ゲーにいまいち興味を持ってくれないのも当たり前。
自分的にそれがもの凄く歯がゆく感じますし、残念な面であると思います。

あーだこーだ考えつつ、プレイ開始。
オープニングのデモシーンはけっこういいです。日本版は家弓家正氏のボイスが渋いっ。
しかしレインは…どう見ても悪人顔というか、2面あたりのボスって感じの凶悪な面構え。血に飢えたハーフヴァンパイア、という設定もあるので、こうなるのは仕方ないんでしょうか。パッケージのまともな顔してるレインも、日本版としてローカライズされたものだそうですし。
ところで説明書には「ダンピール」という名称も出てくるのですが、ゲーム中は「ハーフヴァンパイア」としか言われないのが残念。ダンピールでは何のことやらわかりにくいからなんでしょうか。
デモでは一瞬、レインは殺人鬼なのかと思わされますが、襲った人間が実は妖物であることがわかる演出は見事。とは言え、この妖物何者?とか、なんでコケてんねん?という疑問が湧いてきてしまう、ツッコミ所のあるデモであるのもまた事実。
また、レインがブリムストーン・ソサエティに入るくだりもまったく描写されておらず、その後のゲームの展開が唐突に感じてしまいます。
ここらへんは当時の洋ゲーテイストなんでしょうか。

ACT1:ルイジアナ
1-0「トレーニング」
デモのレインはイケてない感じですが、ゲーム内の簡略化されてるレインはそこそこいい感じ。
デモよりよっぽど美人に見えます。驚いた表情とか可愛いかも、と思ってしまいました。
レトロなプロペラ船もいい味出してます。
レインの先輩?のミンスですが、これまた特異なキャラというか、普通こういったキャラは美人であるのが通例だと思うのですが見事に美人じゃない。チベット生まれ、という設定ですので、ヨーロッパあたりの人たちが思ってる”アジア人”のイメージなのかもしれません。
多分、オリエンタルのミステリーな感じを出そうとかちょっと思っちゃったのかもです。レインとの対比もあるのでしょう。
不必要なまでに揺れまくるミンスのバストもある意味衝撃的です。こんなに胸が揺れるアクションゲームって珍しいんじゃないでしょうか。レインの胸は揺れませんが…(というかゲーム中はレインは正面向かない)。
ミンスは武器の扱いなどを教えてくれるのですが、メイン武器である両腕のブレードがけっこう当てづらい感じ。当たってるのかどうかがわかりにくいというか…。
銃器類も、ゾンビには効かないのか威力があまりないようです。どこで使うんだろう?

1-1「教会」
不気味な教会からスタート。いきなりゾンビに囲まれてるっ。
レインの動きは少々もっさりしている感じです。ゾンビを斬った手応えもあんまり感じられません。スッパリ、って感じ。
ゾンビはありがちなゾンビではなく、緑色で腕が木の枝みたいになってます。より怪物っぽくっていいようにも思えます。
教会の外へ出て、まずジャンプ。さすがダンピール、もの凄いジャンプ力。これは気持ちいい。
ジャンプして電線に飛び乗り、先へ進みます。電線てこんなに太いんかな…。

1-2「デスシティ」
ステージは墓場。さすが洋ゲー、ステージ描写が素晴らしい。
妖しげな霧が立ち込める不気味な雰囲気がよく出てます。
かすかに聞こえる虫の声?もいい演出。これでキャラがもうちょっと洗練されていれば、完璧だったかもってくらいステージ演出は巧み。
ゾンビにもいろいろ種類はあるらしく、銃を撃ってくる奴が。倒して銃を獲得できるので、見逃さずに倒す必要がありそうです。
ただ、弾を獲得するのではなく銃そのものを取り替えていくシステムなので、ある程度銃器が揃ったら無視しても良さそうではありますが…。
建物の中に入ると、「遊星からの物体X」っぽいクモのようなクリーチャーが。
そういえばこのゲーム、どことなく「遊星からの物体XエピソードⅡ」に似てます。クリーチャーはそのまんまって感じ。
なぜか半分水没している墓地を、ジャンプで墓石に飛び移りつつ進撃。
たまにポツリといるゾンビがちょっと怖い。このゲームのアクション部分の肝とも言える「吸血」をやってみましたが、アップになるのでゾンビがキモいっ。こんなのによく吸い付けるなぁ…という気が。
しかしこの吸血アクションは面白い。ジャンプ力といい、普通の人間とは違ったハーフヴァンパイアっぽさが感じられるので、ゲーム的にも面白味がある要素になってると思います。

壁の隅で「バイオマス」なる、よくまぁこんなデザインのボス?を出せたもんだと感心する敵が。これを退治するのがこのACTでのレインの任務なんですが…これ、どう見ても女性器をモチーフにしてますね。中からクリーチャーが出てくるし。
バイオマスを倒すと、ミンスからハープーンをげっつ。
このハープーンがまたいい感じ。思いの他使いやすくて簡単操作なので、使い方が攻略の鍵になりそう。

1-3「ゲットー」
どうも高床式になってる建物を見るに、このあたりは沼地になっているようで、レインはジャンプするか電線に飛び乗って移動しないといけなくなってます。
レインはハーフヴァンパイアなので、水につかるとダメージを食らってしまう。これはレインの設定とステージデザインを上手く組み合わせてあるなぁと。
あちこちにある建物内をゾンビを倒しながら探索し、標的であるバイオマスを駆除しながら生き残ってる人たちも助ける、というシステムもけっこう面白い。
行き先は「コンパス」によってターゲット表示が常になされているので、迷う心配もないですし、意外と言っては何ですがゲームやってて面白い。
万人に薦められる面白さではないのでしょうが…。

1-4「タウンホール」
水につかることが多くなったので、ダメージ食らいまくり。
吸血でHP回復できるとは言っても、けっこうキツい。
途中で死んでしまったのですが、レインの断末魔の叫びがエグい。
というかやり過ぎなんじゃ…家族の前では出来ないゲームっすね…。
何だかMSX2の「スーパーランボースペシャル」のランボーの断末魔を思い出してしまった。
あと、レインは独り言多いですね(笑)。

1-5「ボールガードハウス」
渡り廊下で繋がっている2軒の建物がメイン。周囲のゾンビは駆逐したものの、建物内に入る方法がわからない。ドアは全部閉まってるし。
屋根の上に飛び乗ると、煙突から煙が出てる。これだ!
煙突から屋敷内に侵入、中にいるゾンビをブレードで斬りまくる。
途中で老夫婦を見つけるも…これ、なんで夫が殺されるシーンとか入れてるのか、さっぱりわかりません…。そもそも救助した人って、どうやって避難場所まで行くんでしょう…。
地下に下りられるリフト発見。しかし、バッテリーがなくて動かない、と。
車庫へ行くと、時代ものの車と一緒にバッテリーが。そうか、第二次世界大戦前の時代設定なんだもんなぁ。ちょっと世界観もハマりそうです。
バッテリーを取り付けてリフトで地下へ。するとそこは一面水浸し。
奥にターゲットのバイオマスが…。しかし、移動するだけでダメージを食ってしまいます。オマケに雑魚もうじゃうじゃ。ここでゲームオーバーになってしまいました。
コンティニューでの再開はこの面の最初から。うはぁ~…。
再度バイオマスの所まで行くも、またもゲームオーバーに。雑魚の攻撃キッツいです。
またやり直してバイオマスのところへ。今度は「ブラッドレイジ」なる、「お姉チャンバラ」の暴走状態みたいなモードになって攻撃力アップで攻撃。
これでアッサリといけました。ボスにはブラッドレイジで挑むのがセオリーでしょうか。
外へ出るといつの間にか雨が降ってました。…最初から降ってましたっけ?
桟橋から電線に乗って、先へ。

1-6「コロニアルパワー」
工場のような場所へ。中央の水を抜くと、そこにバイオマスが。
ブラッドレイジ発動で特攻、これを斬りまくり。いやー、面白いですこれ。

1-7「オールドタウン」
カエルに見惚れてた?ミンスがクリーチャーに食われてしまうショッキングなシーン。えええ、そういう展開ありですか?
避難所にいた人たちも食われてしまう。何だったんでしょうか今まで。

完全に水没してる町の屋根と電線を伝い、クリーチャーを追い掛けるシーン。
遅れるとゲームオーバーになってしまいます。
クリーチャーとゾンビがウヨウヨしてるんですが、相手をしてられません。
何度かコンティニュー繰り返して、ようやくクリアに。

1-8「奈落の母」
今度は船の上を渡って進みます。すると、巨大なボスが!!これはデカイ。
しかし、攻略法がわかりません。何をすればダメージを与えられるのやら…。
ここで銃かと思いましたが、大してダメージは与えられないようで。
結局ここもコンティニューを繰り返すハメに。
ようやく、足を斬るとボスがダウンすることに気づきました。
で、足を斬ってダウンさせ、ブラッドレイジ発動で斬りまくってクリアに。
ちゃんと攻略法があるんだと感心。やはり面白いですこれ。
デモシーンはよくわからないものが…レインはなぜのた打ち回ることに?
いきなり出て来たドイツ軍将校の声が若本規夫! 何気に豪華!

俄然盛り上がったところで、今日はここまで。
ACT1は思いの他面白かったですが、果たしてこの先は…。

by overkilling | 2009-03-11 13:06 | ブラッドレイン