L4D2カスタムマップレビューその205
「Voyeur Country [Beta v0.1]」
プレイキャラはL4D1のキャラ。
ルイジアナの湿地帯の村落で立ち往生した生存者たちは、気の触れた村民の信用を得るために感染者からの襲撃を耐え抜かねばならない、というのが基本設定。
「スワンプフィーバー」のマップ素材を使って、通常マップとサバイバルモードの中間のような1チャプターのカスタムマップに仕上げている。
もっとわかりやすく言えば、キャンペーンのフィナーレのみを抽出してマップを広く取り、そこに様々なアイディアを盛り込んで作り上げたような内容だと言える。
ゲームは小屋の2階にある無線機を使うか、あるいは一定時間が経つと自動的に開始される。
どこでも好きな場所に篭れるので、プレイヤーの自由度はかなり高い。
中央の屋敷には修復できる壁やバリケードがあり、村落のあちこちで素材を入手すると、修理をおこなって感染者の侵入をしばらく防ぐことができる。
また、屋敷の外の一角には電流が流れているフェンスがあり、侵入しようと入ってくる感染者を撃退することができる。このフェンスの電流はたびたび切れてしまうが、近くにある発電機をリスタートすることで再起動できる(無理して再起動する必要はない)。
また、一定時間が経つと、村落の各所にあるアイテムや仕掛けを使うことができるようになる。
アイテムは回復キットや上位武器があり、どれかひとつしか選択できないが、また一定時間が経つことによって同じ選択肢が出てくる。
ちなみに、ゲームクリアのために途中で行わなければならない要素はひとつもないので、ただ感染者の攻撃から身を守っていれば、そのうち嫌でもクリアできることになっている。
最終的にはタンクが出現するので、それを倒していけば、ゲームクリアとなる。終盤にちょっとした意外な展開があるが、終わってみれば「何だったの?」という程度で、少々余計な要素だったように思う。
また、説明不測だったり、逆に指示をこなしても警告が消えなかったりと、完成度的にもうひとつな部分も目に付く。
ただ、しっかりと作られたマップで好きなように立て篭もって戦う、というのはL4Dのゲーム性としては非常に相性の良いものであり、サバイバルモードはキャンペーンと違って終わり方が曖昧なのでイマイチ好きになれない、という人でも、きちんとエンディングのあるこのカスタムマップなら面白味を感じることが出来るのではないかと思う。
クリアまでは30分ほどかかる。
by overkilling | 2015-05-27 07:06 | PC版left 4 dead 2