コールオブデューティシリーズその1

a0094381_18390100.jpg

「コールオブデューティ」
 CoDの1作目で、PC版のみの発売。
 日本語版はとんでもないプレミア価格が付いてたりしますが、英語版でも有志によって日本語字幕にするMODが出ているので、安い英語版を買うべし。ただし、メニュー画面等は英語表記のままですが。
 私はamazonで個人出品の海外版デラックスエディションの新品を購入するも、インストール出来ないCDロムがあり、返品。
 その後、海外ゲーム専門店にて通販で外箱なしの海外版GAME OF THE YEAR版のデラックスセットを購入。価格は2000円程度。

 さすが「infinity ward」、非常に完成度が高く、遊びやすいので満足度も高い仕上がり。
「メダルオブオナー」の欠点を意識して作りつつ、「遊びやすさ」も重視しているのは素晴らしい。
 とはいえ、初期の戦争FPSなのでシステム的な至らなさはありますが…PCゲームなのでオートエイム機能もなし。
 しかし照準モードを搭載することで、コントローラー使用でも若干敵を狙いやすくはなっています。最初のチュートリアルステージをプレイするだけでも楽しい操作感の良さは見事。

 戦車を操縦するステージもありますが、操作や難易度的にもそれほど難しいものではないのが嬉しい。
 ステージでのスクリプトイベントも印象的で、戦争映画のイメージを上手くゲームで処理している感じ。個人的にはソ連編の冒頭の軍曹とのやり取りが印象的でした。
 ラストもドイツ国会議事堂への突入までを描いており、ボリューム的にもなかなか。
 ただ、終盤は作り急いだのか、やや詰めの甘さや簡略的な部分も見受けられます。
「MOH」のように敵基地にソロ潜入するミッションもありますが、内容的にもやはりイマイチだったかな、と。自分が通った後の基地の廊下に累々と転がっている敵兵士の死体を見ると、「ありえねー」って思えてしまうんですよね。他の面の集団戦闘がリアルなだけに余計に。

 また、サウンド面は若干「メダルオブオナー」に引けを取ってしまう印象。これといったテーマ曲もありませんでしたし…。
 効果音はMP40の射撃音が妙に快活な音で耳に残りました。

 最初に購入したDVDケースのデラックスエディションですが、これがCD4枚組なのに1枚はペラペラの紙袋に入って無理矢ケース内に詰め込まれているというシロモノで、こんなので大丈夫なのかと思ったのですが、案の定というか、その紙袋のCDがインストールできないという結果に。
 全部の品物がそうなっているわけではないのでしょうけどね。

a0094381_18393765.jpg

「ユナイテッドオフェンシブ」
 拡張セットなのですが、開発が「infinity ward」ではないためか、完成度はそこそこ高いものの、致命的な欠点が。

 難易度が理不尽に高いのがあまりにも問題。拡張セットだから難易度を上げた、というところなのでしょうが、ゲームオーバーになる場面に納得できないものが多い。
 例えば、最初の難所となる蛸壺での防衛シーンでは、蛸壺に入った直後は狙撃モードにしていないとどの難易度であっても即死になってしまいます。イージーレベルであっても、先導する仲間から離れてしまうと即死、蛸壺に敵兵士に飛び込まれて殴られるとほぼ即死…と、難易度に関係なくとにかくリトライを繰り返させる展開になっているのです。

 つまり、難所の抜け方・攻略法がわからないと簡単にはクリアできない様になっており、最初からリトライを繰り返させるつもりでステージが組んであるので、とにかく鬼のように難しい。
 さすがに全場面がそうなっているのではなく、そうしたほとんど罠のようなポイントを抜けてしまえば、まぁ普通に遊べるのですが…なぜだか、そうした難所は前半部分に集中していており、中盤以降はやや難易度は高いものの、前作と同じような感覚で進んでいけます。また、難所も抜け方さえわかっていれば割と楽には抜けられるので、リトライを繰り返すつもりで遊べば、全面クリアもさして不可能なことではなかったりします。
 まぁ、前作がかなりユーザーフレンドリーに作ってあったので、余計にこの「ユナイテッドオフェンシブ」が「遊べない難易度」に思えてしまうというのはあるのでしょうが…。

 個人的には、MG-34が使えるというので期待していたのですが、地面に設置しないと使えないというシロモノで、ただでさえ敵兵の攻撃が厳しいのにそんなことしている暇があるわけもなく、一部のポイント以外ではまったく使い物にならなかったのが非常に残念。

 ステージ的には前作と同じく米・英・露の三国に分かれており、米国編は純粋に前線での戦闘メインのステージ構成に。一転、英国編は爆撃機での空中戦ステージから(このステージの出来は素晴らしい)、その後主人公はなぜだか特殊部隊に配属されて特殊任務を帯び、バイクのサイドカーやボートに乗っての逃走劇を繰り広げたり。ただ、こうした演出重視の映画的な展開のステージでも、難易度が高いのですんなりと楽しめない印象なのが残念。
 露西亜編は今回は地味な印象ですがしっかりと作られており、難易度的にもそれほど理不尽な部分はなく、純粋に楽しめる内容になっております。
 ラストはステージ的にあまり最後という感じがしなかったので、人によっては不意に終わってしまって不満に思えるかもしれませんが…。

 現在では、前作とワンパッケージになった英語版を購入した方が手軽ですし(なにせ「ユナイテッドオフェンシブ」自体拡張セットだし)、字幕日本語化MODを使えば、攻略以外の部分で困ることもないでしょう。

a0094381_1840953.jpg

「ファイネストアワー」
 ネット通販のゲーム専門店でXbox版の中古を購入。3000円程度。PS2版はもうちょっと安いです。

 グラフィックは美麗とまではいかずとも強烈なイメージで、かなりいい感じ。
 PC版「コールオブデューティ」の焼き直しみたいな部分もありますがオリジナル部分がほとんどで、女性スナイパーを操作出来るロシア編などはかなり楽しい。戦車に搭乗するミッションでは操作にやや難があるもののそれほどストレスになるような場面もなく、さくさく進めていけるのでなかなか面白い。
 イギリス編は北アフリカでのスパイ活動、アメリカ編は市街戦(戦車戦もあり)となっており、各国のミッションごとに特色もきちんと出ております。
 ただ、それぞれのステージのラストがあっさりと終わってしまうため、「これで終わり?」と拍子抜けしてしまうかもしれません。

 システム的には回復アイテムを持ち歩けるようになっており、好きなときに回復できるのが便利。
 照準モードはもちろん搭載。オートエイムはありませんが、エイムアシストのおかげなのか射撃はかなり当てやすい印象。
 また、手榴弾を投げた場合、ある程度はまるで目標にロックオンでもしているかのように見事に飛んでいくので、例えば物陰からMG-42銃座を潰す際にはかなり使えます。

 操作感はややフワフワした感触で、それほどキビキビ動いてはくれないので、敵兵を目の前にしてイライラする場面もあったりします。
 また、Xbox版はリロードが白ボタンなので押しにくいったらありゃしません。しかも通常のFPSゲームのリロードボタンであるXボタンが手榴弾を投げるボタンになっているので、リロードと間違えてしまって自爆してゲームオーバー、ということもあったりします。アクションボタンも黒ボタンなので、かなり押しにくい。
 けっこう頻繁に使うボタンをなぜ白黒ボタンなぞに割り当てたのか、かなり疑問です。

 さらに残念なのは、終盤のステージでコンティニューポイントを減らすことによって難易度を上げているという点。
 特にアメリカ編は戦闘場面の難易度も高いのでかなり難しく、ノーマルでもリトライを繰り返すようなレベルになっています。
 ラストステージに至ってはコンティニューポイントがないという有様で(ゲームオーバーになったらステージの最初からやり直し)、これはプレイヤーからの評価としてはマイナス点にしかならないのではないでしょうか。
 また、一部の戦闘ポイントで攻略法がわからないと詰まってしまうような場面もあり、ゲーム性は十分面白いものの、難易度的には難ありといったところ。攻略がわかってしまえば、けっこう楽にはなるのですが…。

 アイテム類も、回復アイテムなども物陰に置かれてあるので気づかないといらん苦労をしてしまったり、スナイパーライフルなどの使える武器を入手していないと先に進めないような事態にも陥ります。
 おまけにコンティニューすると装備が初期装備にリセットされてしまうので、難易度をさらに上げてしまっている要因になっています。
 アメリカ編でチェックポイントの少ない長いステージを何度もやり直しにされるのは、ストレスがかなり溜まってくることを覚悟しておいた方がいいかもしれません。

 また、前半ステージの戦場の臨場感抜群の演出の充実振りと比べると、後半のステージが地味で何だか息切れしてるように感じられるのも残念。
 あと、戦車のキャタピラが動かないのは何とかならなかったんでしょうかね…。

 いろいろ不備はあるのですが、イギリス編まではサクサク進めて内容的にも面白いですし、アメリカ編もチャレンジングな難易度だと思えば、まだ許せる範囲ではないかと思います。
 詰めの甘さはありますが、なかなか充実した内容で、意外と評価も高いCoDになっています。

 なお、日本版はハーケンクロイツに規制が入っています。鉤十字が鉄十字や昔のドイツ国旗に置き換えられています。

a0094381_18402964.jpg

「コールオブデューティ2」
 中古屋でXbox360版を6000円で購入。高いのですが、通販の手間がないのを考えると多少高くてもいいか、と。
「infinity ward」が開発なので完成度は高く、以後のシリーズの操作システムはここで確立されたエポックメイキングなゲーム。

 体力の無限自動回復のアイデアは素晴らしい。リアリティの無い超人兵士と揶揄されることもありますが、よくよく考えれば回復アイテムを取って回復、というのもリアルではないわけで、戦闘場面のテンポを削ぐことなく没入感を増すこの体力無限自動回復は銃の照準モード以来の大発明では。
 コンシューマ版はオートエイムも搭載。

 ただ、ゲーム自体は印象がかなり地味。ひたすら戦闘の連続で、それしかないという感じ。
 なので、面白くはあるものの、あまり印象に残る要素が少ない気が。
 次世代機での開発となって、リアルになったグラフィックに合わせて戦闘のリアル感を狙ったのかもしれませんが、あまりにゲーム的なアレンジが無さ過ぎるのも味気なく感じてしまう。
 特に、ラストステージがまったくラストっぽくないのが残念。ごく普通のステージの感覚で、不意にゲームが終わってしまう。これは「infinity ward」の仕事とは思えない感じでした。
 その前のノルマンディー上陸作戦や、奪った敵のバンカーを死守するステージなど、難易度的にも盛り上がるステージがあるので、そっちをラストステージにするべきだったのでは…もっとも、それでもかなり地味ですが。

 佳作なのですが、印象が地味過ぎて傑作にはなれなかったといったところでしょうか。現在では若干プレミアがついてますが…。
 ちなみに日本版でもハーケンクロイツに規制はなし。

a0094381_18421011.jpg

「ビッグレッドワン」
 中古屋で2500円程度で購入。残念ながら日本ではPS2版しか出ていません。

「コールオブデューティ2」よりもグラフィックなどは落ちますが、しかしながら「2」よりは確実にゲーム的な要素が満載で、スクリプトによる演出も凝っており、後の「4」の下敷きになったんではないかと思うほど(開発は「infinity ward」ではありませんが)。

「コールオブデューティ」にしては珍しくプレイヤーキャラが固定で、仲間も面子が決まっており、キャラクター性やストーリー性も感じやすい。
 照準モードはもちろん搭載。オートエイムはありませんが狙いは付けやすく、また敵兵は数発撃てば倒せるので射撃でさほど苦労はしない感じ。

 個人的にはかなり気にいっている1本です。MG-34も出ますし。腰溜めで撃つと、銃身が跳ね上がるので使いづらいのが難点ですが(リアルっちゃリアルなんでしょうけど)。

 残念なのは演出も充実している前半部分に比べて、戦闘の連続になる後半部分がどうしても息切れしてるように見えること。ラストの盛り上がりがもうひとつで、人によっては「ここで終わり?」となってしまうかもしれません。難易度的にはラストステージはかなりのものなのですが…。

 システムも「2」以前のアイテム回復になっており、自動回復ではないのが少々つらい。
 最終チャプターのネタ(V2ロケット)もPC版「コールオブデューティ」ですでにあったものなので、少々インパクトに欠けてしまいました。

 ただ、Xbox、PS2版の前作ともいえる「ファイネストアワー」と比べると格段に遊びやすさは増しており、世界観の細かいネタなども十分楽しく、完成度的にも評価できる一本だと思います。

 日本版でもハーケンクロイツに規制はなし。ただ、ほとんど出てきませんが。
[PR]

by overkilling | 2011-09-21 22:06 | コールオブデューティシリーズ

メダルオブオナーシリーズその1

a0094381_1829362.jpg

「アライドアサルト」
 amazonで拡張セットも付いた「総集編」を購入。価格は5000円ちょっと。
 これの前にPSで2本出ているのですが、それは国内のPSでは遊べないのでスルー。

 で、「アライドアサルト」。PC版なので後に出るPS2での「メダルオブオナー」よりもグラフィックも良く、ゲーム内容も割りとシリアスで雰囲気は抜群。
 また、なんといってもサウンドやSEが素晴らしい。これは後のシリーズにも継承されていきますが、M-1ガーランドを撃ったときの射撃音なんか実に心地良い。

 ただ、少々難易度が高すぎるのが問題。
 PCゲームなのでどこでもセーブが出来るためか、中盤以降は難易度の高いステージが続出。
 特にノルマンディ上陸作戦のステージは戦争映画を再現している点はいいものの、進め方がわからないと本気で秒殺されてしまう難易度。なぜゲームオーバーになるのかその理由がわかるまで、延々とリトライを繰り返すハメに陥ります…。
 また、PCゲームゆえの自由度が逆に手詰まり状態になるパターンになってしまうこともあり、「この通路の奥には何かあるのかな?」と余計なことをしようとすると、かえって攻略が厳しくなって自滅することも。
 ポイントによっては敵を倒す順番をちゃんと考えないと、どこでもセーブがアダになってしまう場合もあります(体力ギリギリでセーブして、ロードした途端に速攻で撃たれてやられてしまうようになると、クイックセーブが使えなくなる)。
 大量の敵スナイパーと戦うステージでは、本気で敵が見えないのでかなりストレスがたまりますし、全体的に、特殊任務などのミッションは意地悪く作ってあります。

 また、「コールオブデューティ」とは違って基本的に単独で潜入・破壊工作をする内容なので、戦争ゲームというよりは明らかにスパイ活動ゲーム。
 これが終盤ではだんだん突飛なものになっていき、リアリティの欠片もないような作戦内容になるのはちと興冷めでした。ミッションの場面によってはツッコミどころ満載のご都合主義的な展開になったりも。

 初期のミリタリーFPSならではの至らなさも、今となっては少々気になってしまいます。
 PCゲームなのでオートエイム機能もないですし、「コールオブデューティ」前の発売ですので照準モードもない(私はあくまでコントローラーでプレイしましたが)。
 これがけっこう厳しく、逆に敵兵は恐ろしい精度の射撃をしてくる上、銃撃を食らうとクロスヘアが跳ね上がってしまい、こちらの射撃は当たらなくなってしまいます。で、クロスヘアが戻るまでの間に敵兵は次の射撃を行うので、その場から動かないと延々と射撃を食らい続けることになってしまうのです。敵兵がマシンガンで撃ってきた場合などは射撃を食らうとガクガクと痙攣状態になり、見るも無惨な状況に陥ります。このあたりは当時のPCゲームの難易度の高さそのままといった感じ。
 後のPS2での「メダルオブオナー」とはかなり違った、正直言ってもうちょっとどうにかならなかったかなという感じがいたしてしまいます。
 逆に言えば、その後のFPSゲームは確実に進化してきたということなのでしょう。

 日本版でもハーケンクロイツは規制なしで表現されています。

「アライドアサルト リロード」
 これは拡張セットなわけですが、もともと対戦プレイを主目的に開発されたものだそうで、シングルプレイはボリューム的にかなりアッサリ気味。
 その分、各ステージはそこそこ練り込まれており、後のCoDのような演出重視の凝った展開になっています。
 ただ、中盤のアルデンヌ以降は異様に難易度が高く、CoDの「ユナイテッドオフェンシブ」のような理不尽なゲームオーバーが連続してしまいます。ハーフトラックに乗っての逃避行も出現する敵戦車の位置を覚えないとまずクリアは不可能、しかも途中で強制セーブがあるという有様で(大抵体力を思い切り減らされた直後にセーブされてしまう)、リトライとクイックセーブを駆使しなければならないのは残念。

 最終ステージのベルリンでは、せっかくアルデンヌで分隊戦をやっていたのに、なぜだかここへ来てソロ突撃することになってしまいます。機密書類を見つけるというミッション内容だからなのかもしれませんが、むしろここを分隊戦にして盛り上げて欲しかったような。
 ラストチャプターが戦車戦というのは驚き。回復アイテムで戦車のHPが回復するというのはもっと驚き。

「アライドアサルト リロードセカンド」
 拡張セット2本目。こちらは前回を反省してか、シングルプレイもそこそこ充実。
 
 1面「カセリーヌ峠」の砂嵐の中のステージが素晴らしい。しかし、いい意味で印象に残るのはここくらいで、「ビゼルテ」以降はかなり難易度の高いミッションが続いてしまう。
「カセリーヌ峠」と比べると明らかに敵から受けるダメージ量が増加しており、終始回復が追いつかず、常に体力ギリギリの状態での進行を強いられてしまいます。
 ミッション内容も基本的にはイージーレベルであっても恐ろしく難易度が高く、クイックセーブとリトライを繰り返してようやくクリアできるといった、まともに遊ぶには辛すぎるシロモノに。
 さらに中盤以降のミッションになると、倒した敵の武器は拾えないという不条理な制限を設けており、武器・弾薬・回復アイテムは決まったポイントからしか入手できず、それがとんでもなく難易度を上げてしまっている。
 これは正直言ってストレスしかたまりませんでした。「拡張セットは難易度を上げるべき」という意図なのでしょうが、楽しめるものではないレベルなのが残念すぎ。

 ラストチャプターは狙撃ミッションという珍しさ。よくある「爆弾でターゲットを破壊する」というやつの逆で、敵に目標物を破壊されないようにスナイパーライフルで狙撃して守るという内容。ここだけ、ちょっとした攻略法がわかればあっさりとクリアできます。

a0094381_1830959.jpg

「史上最大の作戦」
 PS2で出た「メダルオブオナー」で、600万本売れたとか。中古屋で痛み物特価セールの500円で購入。

 当時の「ファミ通」や「コンティニュー」誌などでも異様に評価が高いのですが、FPSが進化した今となっては操作面などでかなりつらく、好き嫌いが分かれてしまうゲームだと言えるでしょう。
 グラフィックも「PS2ってこんなレベルだっけ?」って感じですし。背景グラフィックはなかなか雰囲気もあっていい感じなのですが…。
 システム面でも初期ゆえの至らなさが目についてしまう。特にステージの途中セーブがないのは厳しい。
「コールオブデューティ」前なので、照準モードがないのも今からするとツラすぎですね…ここまで厳しいとは思わなかった。これは「アライドアサルト」もそうですが。

 一応、狙撃モードというシステムがあり、銃眼で狙うタイプではないものの、使うと画面若干クローズアップになって、クロスヘアが表示される仕組みになっております。このおかげで、まだ何とか敵を狙い撃ち出来るようにはなってるのですが、エイムアシストなどもないのでやはり現在では少々辛い。
 また、中盤から即死があるなど異様に難易度も高く、突飛な展開や作戦、やっぱりスパイ活動な内容にガッカリしてしまう部分も。
 あと、回復アイテムが非常に重要なのですが、一箇所にまとまって出るため、少し進んで敵と戦闘してやられたら進んできた道を戻って回復アイテムを取る、というのが非常に面倒でテンポを欠く上、リアリティも何もなくしてしまっていました(難易度イージーでプレイするとテンポよく遊べて面白かったりもしますが)。
 おそらく、今現在プレイするとシステム的にはかなり厳しく思えるFPSゲームだと思います。

 ただ、この手の戦争FPSには珍しく、ラスボスがいるのは面白い。
 PS2なため、対象年齢を落としてゲームっぽさを出しているのでしょうが、それがかえって印象に残る結果になっているような気がします。
 ゲーム自体も決してつまらないものではなく、古さは感じるものの、ミッション内容もバラエティに富んでいて十分面白さを感じさせてくれます。ドイツ兵が集ってる酒場で喧嘩を起こすとか、装甲列車内を突き進むとか、トロッコに乗って洞窟内の基地を突っ走るとか、単なる戦争モノではないゲームになっているのは確かです。
 戦争モノのFPSゲームだと思わず、戦争を背景にしたアクションシューティングだと思った方がいいかもしれません。
 日本版でもハーケンクロイツは規制なしで表現されています。

a0094381_18304354.jpg

「ライジングサン」
 これも中古屋で痛み物特価500円で購入。

 太平洋戦争をテーマにしているため、敵が日本軍なのですが、なんというか…あまりにファンタジーな描写をしているため、プレイしてもあまり気にはなりませんでした。
 前作の「史上最大の作戦」の欠点を見直しているようで、ストーリー性を増していたり、仲間と活動するステージが増えていたり、仕掛けに凝っていたりと、印象は地味なんですがなかなか充実した内容。
 前作の回復アイテムの問題も解決されており、その点では好感度高いのですが、新たな問題が。

「ライジングサン」ではステージ途中にセーブポイントがあるのですが、そのポイントが数少ないため、例えば これから敵が潜む村を襲撃する、といった展開になった場合、進んできた道をセーブポイントまで戻ってセーブ、また先の村まで戻ってさあ襲撃、といった形になってしまうのです。
 次の展開がある場面の直前にセーブポイントがあればいいのですが、そうではないため、こういう形で進まざるを得ない。
 これは非常に面倒でした(これをやらないともっと面倒になるわけで、実に困りもの)。
 こうなることの理由のひとつに、敵兵の銃撃を食らうと体力がかなり減ってしまう、という点が挙げられるかと思います。ひとつのアイテムによる回復の量も多いのでバランスは取れているのですが、一回の戦闘で受けるダメージ量が多いので、それだけゲームオーバーの危険度が高くなっているというわけなのです。
 特に軍刀を振りかざして斬りかかってくる兵士の攻撃力が相当なもので、見かけると脅威を感じるのは、当時のアメリカ兵たちの言及でもあったんでしょうか。
 軍刀を持っていなくても銃剣で突撃してくる兵士もおり、やはり攻撃力が高いので(銃で撃たれるよりもダメージが大きい)、特攻されると非常にビビッてしまいます。

 ゲームシステムとしては前作「史上最大の作戦」とほとんど同じなので、狙撃モードはあるものの、現在のFPSのような銃眼を覗くタイプではなく、やはりエイムアシストもないので操作に慣れないと少々厳しい。ただ、「史上最大の作戦」と違って常時クロスヘアが表示され、射撃もかなり当てやすくなっています。

 ストーリーは太平洋戦争をテーマにしているといっても後半部分はスパイものになっているため(主人公は本当に情報部のスパイになる)、展開としてはモロに007映画のような感じでした。

 ステージなどは基本的には東南アジアのジャングルを舞台にしており、その点ではあまり変化はないのですが、そのジャングルの描写などはPS2ゲームとしてもそこそこのものなのではないでしょうか。
 ちなみに、序盤の真珠湾攻撃のステージはかなり力が入っており、演出も多彩でなかなか素晴らしい出来になっております。
 一転、中盤以降は地味な展開になってしまいますが、プレイヤーを飽きさせないように様々なアイデアが練り込まれており(巨大寺院内での戦闘やゾウに乗ったりするのは印象に残りました)、ボリュームもあってなかなか充実した内容になっていると思います。

 続編が予定されていてほとんど未完で終わっているのに、結局続編が出なかったのは残念。

a0094381_18311780.jpg

「パシフィックアサルト」
 安かったのでヤフーオークションで2500円で落札。

 これも太平洋戦争をテーマにしていますが、PCゲームなのでグラフィックは今見ても充分美麗。
「コールオブデューティ」後に出ているため影響を受けていると言われてまして、なんといっても独特なのが戦闘がチーム戦であること。
 それも「コールオブデューティ」とは違い、分隊の面子は決まっており、それぞれに独自の役割がある、という内容。
 ただ、正直言って衛生兵以外はあまり個性がないですが…。

 戦闘システムも独特で、自分以外の分隊のメンバーは死ぬことはないのですが、体力がなくなるとダウン状態になり、衛生兵が回復させないとダウンしたままになってしまう。
 自分もHPがなくなるとダウン状態になるのですが、衛生兵を呼んで回復してもらわないとゲームオーバーに。
 衛生兵も敵にやられるとダウン状態になりますが、自分で回復するので実質仲間が敵にやられるようなことはない。
 その間に自分がダウン状態にならないように気をつけなくてはいけない、というシステム。
 この戦闘システムがなかなか面白く、プレイしていてかなり楽しめました。
 実はこのシステムは敵も同じで、ちょっとしたチーム戦みたいな感じになるはず…なのですが、敵の場合はあっさりやられていくので、衛生兵も全然役には立っていなかったり。
 ただ、このおかげで戦争ゲームというよりスポーツゲームに近い感覚で、ゲームとしてはけっこう面白かったです。日本軍が敵なのですが、あまり悲惨さを感じないでプレイできましたし。

 また、「コールオブデューティ」的な照準モードがついに搭載されたのも、プレイしやすさに繋がっているかと。
 ただ、PCゲームなのでオートエイムはないですが。

 残念なのが致命的な欠点があることで、戦闘機に乗ったり対空砲を操るといった場面では、何をすればいいのかがわからないままゲームオーバーになってしまい、細かい説明も出ないため、どう進めたらいいのかさえ理解できなかったりも。何をするのかわからないまま、何度もリトライを繰り返すのはかなり辛い…。
 戦闘機の操縦も困難を極めるかのような操作性で、何よりプレイしていて楽しくないのが残念でした。

 また、時々バグに近いような状態になることもあったり。クリア条件を満たしているはずなのにクリアにならない時は、大抵、どこかに敵兵が生き残っていてそいつを倒さないとクリアにならなかったりします。こういう状態のときはコンパスのガイドマーカーの表示がおかしくなってるので、どういう状態なのかわからなかったりするんですよね…。

 いくつかの難点はありますが終盤の盛り上げなどはなかなかのもので、ステージのボリュームもたっぷりあり、ひたすらジャングルを進軍していく内容ではありますが、お腹いっぱいに楽しめるゲームではあります。
 印象は地味なのですが細かな演出も小気味良く、ミッションの展開もよく練られていて、ある程度のリアルさとゲームらしさを併せ持った内容になっていると思います。

 私は日本兵の音声が一部カットされた日本版をプレイしていましたが、有志によって最近作られたパッチを当ててカットされた音声を復活させてプレイしました。
 このおかげで、オリジナルの音声でプレイできたのは非常に雰囲気を盛り上げてくれました。

 なお、音声や字幕はインストール後に、PCのスタートボタン→プログラム→EA GAMES→Medal of Honor Pacific Assalut(tm)→言語選択で英語・日本語を好きに選ぶことが出来ます。
[PR]

by overkilling | 2011-09-21 00:07 | メダルオブオナーシリーズ