カテゴリ:メダルオブオナーシリーズ( 2 )

メダルオブオナーシリーズその2

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「ヨーロッパ強襲」
 中古屋で980円で購入。
 発売時期から察しても、すっかり「コールオブデューティ」の影響を受けて発売されたという感じ。
 しかしそれだけではなく、いろいろと独自のアイデアも盛り込まれており、良くも悪くもこのゲームの個性になっています。
 時期的にはまだPC版「コールオブデューティ」しか出てないため、このゲームにもオートエイムはなし(エイムアシストは付いているかも?)。
 銃眼を覗く照準モードは搭載されており、「史上最大の作戦」や「ライジングサン」と比べればかなり射撃が当てやすくなっています。ただ、照準モードはスコープ付きライフル以外ではあまり使わなかったりもしますが…。

 ぞろぞろいるチームメイトは戦場の雰囲気を盛り上げてくれるものの、システム的にはあまり練り込まれてはおらず、ゲーム性にほとんど関与してないのが残念。
 また、アイテムなどの表示がペラペラなアイコンというのは、せっかくの世界観を壊しているような。

 その世界観ですが、これは素晴らしい。夜の闇を切り裂くサーチライトに浮かぶドイツ軍基地の情景は、「コールオブデューティ」では味わえない「メダルオブオナー」ならではのセンスの良さを感じさせます。
 日本版では規制によってハーケンクロイツは鉄十字マークへと変更されてしまっているのですが、背景のごく一部にハーケンクロイツが描かれてあったりします。

 ミッション構成などは独特のシステムで、ひとつのステージにメインのミッションが2つあり、そこからさらに副次ミッションがいくつか用意されています。この副次ミッションをクリアすると、ゲーム中にコンティニューできる特殊アイテムを入手できる、というシステムはなかなか面白い。
 ただ、副次ミッションはマップ内を歩き回らないと発生しないのが惜しい。意図せずステージクリアしてしまい、副次ミッションが発生しなかった、ということがよくあるのは残念。おそらく、リプレイ性を考えていたのでしょうが、もう少し操作性が良くて敵との攻防に駆け引きがあるようなシステムだったら、まだ良かったのですけどね。
 また、北アフリカ編のステージ1とステージ2は時間的なつながりがあるのに、ステージ2に進むとアイテム類が初期化されるのはどうかという感じでした。これによって、アイテムをほとんど持っていないステージ2目開始直後がゲーム中で一番難易度が高い、ということになってしまっていました。

 各ステージにはボスキャラ的なドイツ軍将校が存在しており、これも副次ミッションのひとつなのですが、プレイヤーキャラを一時的に強化するアドレナリンモードの搭載も相俟って、この手の戦争FPSでボス戦を展開していくというのはなかなか画期的なアイデア。
 回復アイテムもその場で回復するものと、溜め込んでいつでも自由に使えるものがあるのが面白い。
 数もけっこう獲得できるので、チームメイトを回復する余裕もあるのはいい感じ。
 後半のステージになると回復アイテム・弾薬ともに入手しづらくなって難易度が上がりますが、きちんと攻略を立てるとけっこう楽に進めたりします。もっとも、その攻略を立てるためのリトライがやりづらい。コンティニューアイテムもその場からの復活となるため、「ここはこうすればいいのか」みたいな攻略性に気づきづらい。
 このためか、敵が一部無限湧きして時間制限もある(さほど厳しくはないのですが)最終面をクリアできない、という人もけっこういたようです。
 コンティニューアイテムを使い尽くしてゲームオーバーになると、ミッションの最初からリトライになるのもちょっと厳しい…。

 また、細かい話ですが、ソ連軍編とバルジの戦い編がどちらも雪国のステージでイメージが一緒、というのは、ただでさえ全11面と少ないステージをさらに物足りない感じにしてしまっているのでは、と。
 ある意味、過渡期に出た実験的な作品、といった感じになっています。

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「ヴァンガード」
 ついに体力無限回復を搭載したMOH。それでもオートエイムは無し。
 シンプルな作りで遊びやすく、ステージの印象は地味ですが佳作的な1本だと思います。

 また、MOHシリーズでは珍しくボイスが吹き替えられています。賛否はあるでしょうが…。
 なぜだかドイツ兵の声まで日本語で吹き替えられていますが、これはそもそも海外版のドイツ兵も英語で喋っているためでしょう。このため、聞こえてくる声がどちらの陣営のものなのか判断つきにくい場面もあったり。

 仲間は時々邪魔になることもありますが、基本的には雰囲気を盛り上げてくれる存在になっています。
 全体的には前作「ヨーロッパ強襲」よりもきちんと進化している印象です。

 ただ、最終面などが異様に難しく、「アライドアサルト」の悪夢の思い起こさせるかのような大量のスナイパー兵との対戦場面ではかなりの数のトライ&エラーを繰り返さねばならなくなります(ここだけソロ突撃させられたり、コンティニューの度にデモパートを見させられるのも辟易…)。最終パートも難易度ノーマルならまだ楽しめますが、難易度ハードだと敵を倒す順番をパターン化していないと秒殺されかねない難易度。

 その最終パートは防衛戦になっており、一方的に攻め込む最終ステージが多いミリタリーFPSの中でも独特の面白さが出ていると思います。

 派手さはないですが手堅くまとめられた良質ゲームといったところでしょうか。
 ハーケンクロイツは海外版でも規制されているのか出てこないので、日本語版でも存在してません。
 中古市場ではだいたい1000円以下で購入できます。

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「エアボーン」
 中古屋で1980円で購入。現在はもっと安くなってました。
 このゲームは個人的にはとても面白く、気に入りました。

 照準モードはありますがオートエイムはなし。ただし、敵を狙いやすいようにエイムアシストが付いてる感じ。
 箱庭的なシステムが賛否両論なようですが、個人的にはかなり楽しめました。
 ただ、各ステージ前半でミスになると、毎回パラシュート落下から始めなければならないのは、どう考えてもマイナスですわな。

 また、これは他の戦争FPSゲームも同様なのですが、本来は弾をバラまくのが目的だったMG-42が、とんでもない精度の狙撃をしてくることで難易度を調整している、というのは、リアリティの無さもあって少々ゲンナリしてしまいました。

 しかしステージの世界観は本当に素晴らしい。各ステージ良く練られており、印象深いものばかりでした。
 巨大要塞そのものなラストステージやボスキャラチックなSS親衛隊員のゲーム的なアレンジも、まぁ好印象。
 ステージが少ない、という声もありますが、サクッとクリア出来ると思えばあまりマイナスにはなりませんでした。

 そういえば射撃が当てづらい、という意見を度々目にしましたが、ノーマル・ハードとプレイして、そんな風に思ったことは一度もなかったのですけどね…。
 敵から狙撃されるときに銃口が光るのはわかりやすくていいシステムですし、また、敵に投げられた手榴弾が、アイコンの色によってダメージを受けるのかどうかわかるというのも、「コールオブデューティ」より凝った親切なシステムであると思います。

 武器の成長システムはやや面倒に感じましたが、それほど考える必要もなく、また、作戦開始前にある程度好きに武器を選べる、というのは独特で面白く感じました。
 こういうゲームだと、「武器は絶対MP40」とこだわる人も多いですからね。
 世間の評価よりは、個人的には高評価をしたいゲームです。

 ハーケンクロイツは海外版でも規制がかかったようで表現はなし(全部鉄十字になっている)。日本語版でも当然出てきません。

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「メダルオブオナー」
 一部で「メダルオブオナー2010」と呼ばれている、現代戦を扱ったMOH。

 操作系は完全にコールオブデューティと化しており、内容もほぼそのままCoD。
 これまでWWⅡを描いてきたMOHらしさは微塵も感じられない。

 独特さを挙げるとすれば、ステージがひたすらアフガニスタンの荒涼とした世界で続く、という点でしょうか。
 それゆえ、単調に感じられる部分も多々あったりもします。
 ビークルに乗って移動する場面もあるのですが、戦闘などはなくただ移動するだけでゲーム性はほぼ皆無なため、ほとんど印象に残らない。
 戦闘ヘリを操縦するステージもありますが、操作をきちんと把握していないと、余計な手間がかかってしまったりもします。

 おそらく、最大の問題は難易度が易しすぎるという点でしょう。この手のミリタリーFPSに慣れた人なら、一度もゲームオーバーを迎えることなく最終面まで進んでしまえるのではないでしょうか。
 難易度ハードもあるのですがほとんど難易度が上がったようには感じられず、これまた至極あっさりと進めてしまえます。
 さすがにこれは調整不足といったところでしょうか…。

 また、シングルプレイのステージ数も少なめなので、下手すると5時間程度でエンディングまでいけてしまいます。まぁ難易度を上げてプレイ時間を長くするよりかは、はるかにいいのですが…。

 あっさりした難易度のため、前半はサクサク進みすぎてしまう感もありますが、後半になるとストーリー展開も相俟って俄然盛り上がってきます。
 この盛り上げがもっと前半からあったなら…と言いますか、もっとゲーム的な要素もたくさんあれば良かったのに、と思うのですが、それはゲームデザイン的にも別の方向性になってしまうのかも知れません。

 エンディングは珍しく悲劇的に終わりますが、もうひとつ納得がいかないような気分にもさせられます。何となく、9.11以後の米では「誰かが犠牲になって正義が守られるのは当然」という認識になってるんじゃないかと、ちょっと的外れなことも考えたくなってしまいます。ゲームの内容が現在も行われている戦闘を扱っているだけに、安易にアメリカ人の愛国心を煽るような面が見えてしまうのは、私が日本人だからでしょうか?

「メダルオブオナー」の新作は南北戦争をテーマにしたものが制作中、とか。
再びWWⅡに回帰してもいいような気はしますがね。
(後記:結局、再び現代戦モノが作られましたが、起死回生にも「バトルフィールド」シリーズとの差別化にもならなかったようです)
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by overkilling | 2011-10-01 08:45 | メダルオブオナーシリーズ

メダルオブオナーシリーズその1

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「アライドアサルト」
 amazonで拡張セットも付いた「総集編」を購入。価格は5000円ちょっと。
 これの前にPSで2本出ているのですが、それは国内のPSでは遊べないのでスルー。

 で、「アライドアサルト」。PC版なので後に出るPS2での「メダルオブオナー」よりもグラフィックも良く、ゲーム内容も割りとシリアスで雰囲気は抜群。
 また、なんといってもサウンドやSEが素晴らしい。これは後のシリーズにも継承されていきますが、M-1ガーランドを撃ったときの射撃音なんか実に心地良い。

 ただ、少々難易度が高すぎるのが問題。
 PCゲームなのでどこでもセーブが出来るためか、中盤以降は難易度の高いステージが続出。
 特にノルマンディ上陸作戦のステージは戦争映画を再現している点はいいものの、進め方がわからないと本気で秒殺されてしまう難易度。なぜゲームオーバーになるのかその理由がわかるまで、延々とリトライを繰り返すハメに陥ります…。
 また、PCゲームゆえの自由度が逆に手詰まり状態になるパターンになってしまうこともあり、「この通路の奥には何かあるのかな?」と余計なことをしようとすると、かえって攻略が厳しくなって自滅することも。
 ポイントによっては敵を倒す順番をちゃんと考えないと、どこでもセーブがアダになってしまう場合もあります(体力ギリギリでセーブして、ロードした途端に速攻で撃たれてやられてしまうようになると、クイックセーブが使えなくなる)。
 大量の敵スナイパーと戦うステージでは、本気で敵が見えないのでかなりストレスがたまりますし、全体的に、特殊任務などのミッションは意地悪く作ってあります。

 また、「コールオブデューティ」とは違って基本的に単独で潜入・破壊工作をする内容なので、戦争ゲームというよりは明らかにスパイ活動ゲーム。
 これが終盤ではだんだん突飛なものになっていき、リアリティの欠片もないような作戦内容になるのはちと興冷めでした。ミッションの場面によってはツッコミどころ満載のご都合主義的な展開になったりも。

 初期のミリタリーFPSならではの至らなさも、今となっては少々気になってしまいます。
 PCゲームなのでオートエイム機能もないですし、「コールオブデューティ」前の発売ですので照準モードもない(私はあくまでコントローラーでプレイしましたが)。
 これがけっこう厳しく、逆に敵兵は恐ろしい精度の射撃をしてくる上、銃撃を食らうとクロスヘアが跳ね上がってしまい、こちらの射撃は当たらなくなってしまいます。で、クロスヘアが戻るまでの間に敵兵は次の射撃を行うので、その場から動かないと延々と射撃を食らい続けることになってしまうのです。敵兵がマシンガンで撃ってきた場合などは射撃を食らうとガクガクと痙攣状態になり、見るも無惨な状況に陥ります。このあたりは当時のPCゲームの難易度の高さそのままといった感じ。
 後のPS2での「メダルオブオナー」とはかなり違った、正直言ってもうちょっとどうにかならなかったかなという感じがいたしてしまいます。
 逆に言えば、その後のFPSゲームは確実に進化してきたということなのでしょう。

 日本版でもハーケンクロイツは規制なしで表現されています。

「アライドアサルト リロード」
 これは拡張セットなわけですが、もともと対戦プレイを主目的に開発されたものだそうで、シングルプレイはボリューム的にかなりアッサリ気味。
 その分、各ステージはそこそこ練り込まれており、後のCoDのような演出重視の凝った展開になっています。
 ただ、中盤のアルデンヌ以降は異様に難易度が高く、CoDの「ユナイテッドオフェンシブ」のような理不尽なゲームオーバーが連続してしまいます。ハーフトラックに乗っての逃避行も出現する敵戦車の位置を覚えないとまずクリアは不可能、しかも途中で強制セーブがあるという有様で(大抵体力を思い切り減らされた直後にセーブされてしまう)、リトライとクイックセーブを駆使しなければならないのは残念。

 最終ステージのベルリンでは、せっかくアルデンヌで分隊戦をやっていたのに、なぜだかここへ来てソロ突撃することになってしまいます。機密書類を見つけるというミッション内容だからなのかもしれませんが、むしろここを分隊戦にして盛り上げて欲しかったような。
 ラストチャプターが戦車戦というのは驚き。回復アイテムで戦車のHPが回復するというのはもっと驚き。

「アライドアサルト リロードセカンド」
 拡張セット2本目。こちらは前回を反省してか、シングルプレイもそこそこ充実。
 
 1面「カセリーヌ峠」の砂嵐の中のステージが素晴らしい。しかし、いい意味で印象に残るのはここくらいで、「ビゼルテ」以降はかなり難易度の高いミッションが続いてしまう。
「カセリーヌ峠」と比べると明らかに敵から受けるダメージ量が増加しており、終始回復が追いつかず、常に体力ギリギリの状態での進行を強いられてしまいます。
 ミッション内容も基本的にはイージーレベルであっても恐ろしく難易度が高く、クイックセーブとリトライを繰り返してようやくクリアできるといった、まともに遊ぶには辛すぎるシロモノに。
 さらに中盤以降のミッションになると、倒した敵の武器は拾えないという不条理な制限を設けており、武器・弾薬・回復アイテムは決まったポイントからしか入手できず、それがとんでもなく難易度を上げてしまっている。
 これは正直言ってストレスしかたまりませんでした。「拡張セットは難易度を上げるべき」という意図なのでしょうが、楽しめるものではないレベルなのが残念すぎ。

 ラストチャプターは狙撃ミッションという珍しさ。よくある「爆弾でターゲットを破壊する」というやつの逆で、敵に目標物を破壊されないようにスナイパーライフルで狙撃して守るという内容。ここだけ、ちょっとした攻略法がわかればあっさりとクリアできます。

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「史上最大の作戦」
 PS2で出た「メダルオブオナー」で、600万本売れたとか。中古屋で痛み物特価セールの500円で購入。

 当時の「ファミ通」や「コンティニュー」誌などでも異様に評価が高いのですが、FPSが進化した今となっては操作面などでかなりつらく、好き嫌いが分かれてしまうゲームだと言えるでしょう。
 グラフィックも「PS2ってこんなレベルだっけ?」って感じですし。背景グラフィックはなかなか雰囲気もあっていい感じなのですが…。
 システム面でも初期ゆえの至らなさが目についてしまう。特にステージの途中セーブがないのは厳しい。
「コールオブデューティ」前なので、照準モードがないのも今からするとツラすぎですね…ここまで厳しいとは思わなかった。これは「アライドアサルト」もそうですが。

 一応、狙撃モードというシステムがあり、銃眼で狙うタイプではないものの、使うと画面若干クローズアップになって、クロスヘアが表示される仕組みになっております。このおかげで、まだ何とか敵を狙い撃ち出来るようにはなってるのですが、エイムアシストなどもないのでやはり現在では少々辛い。
 また、中盤から即死があるなど異様に難易度も高く、突飛な展開や作戦、やっぱりスパイ活動な内容にガッカリしてしまう部分も。
 あと、回復アイテムが非常に重要なのですが、一箇所にまとまって出るため、少し進んで敵と戦闘してやられたら進んできた道を戻って回復アイテムを取る、というのが非常に面倒でテンポを欠く上、リアリティも何もなくしてしまっていました(難易度イージーでプレイするとテンポよく遊べて面白かったりもしますが)。
 おそらく、今現在プレイするとシステム的にはかなり厳しく思えるFPSゲームだと思います。

 ただ、この手の戦争FPSには珍しく、ラスボスがいるのは面白い。
 PS2なため、対象年齢を落としてゲームっぽさを出しているのでしょうが、それがかえって印象に残る結果になっているような気がします。
 ゲーム自体も決してつまらないものではなく、古さは感じるものの、ミッション内容もバラエティに富んでいて十分面白さを感じさせてくれます。ドイツ兵が集ってる酒場で喧嘩を起こすとか、装甲列車内を突き進むとか、トロッコに乗って洞窟内の基地を突っ走るとか、単なる戦争モノではないゲームになっているのは確かです。
 戦争モノのFPSゲームだと思わず、戦争を背景にしたアクションシューティングだと思った方がいいかもしれません。
 日本版でもハーケンクロイツは規制なしで表現されています。

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「ライジングサン」
 これも中古屋で痛み物特価500円で購入。

 太平洋戦争をテーマにしているため、敵が日本軍なのですが、なんというか…あまりにファンタジーな描写をしているため、プレイしてもあまり気にはなりませんでした。
 前作の「史上最大の作戦」の欠点を見直しているようで、ストーリー性を増していたり、仲間と活動するステージが増えていたり、仕掛けに凝っていたりと、印象は地味なんですがなかなか充実した内容。
 前作の回復アイテムの問題も解決されており、その点では好感度高いのですが、新たな問題が。

「ライジングサン」ではステージ途中にセーブポイントがあるのですが、そのポイントが数少ないため、例えば これから敵が潜む村を襲撃する、といった展開になった場合、進んできた道をセーブポイントまで戻ってセーブ、また先の村まで戻ってさあ襲撃、といった形になってしまうのです。
 次の展開がある場面の直前にセーブポイントがあればいいのですが、そうではないため、こういう形で進まざるを得ない。
 これは非常に面倒でした(これをやらないともっと面倒になるわけで、実に困りもの)。
 こうなることの理由のひとつに、敵兵の銃撃を食らうと体力がかなり減ってしまう、という点が挙げられるかと思います。ひとつのアイテムによる回復の量も多いのでバランスは取れているのですが、一回の戦闘で受けるダメージ量が多いので、それだけゲームオーバーの危険度が高くなっているというわけなのです。
 特に軍刀を振りかざして斬りかかってくる兵士の攻撃力が相当なもので、見かけると脅威を感じるのは、当時のアメリカ兵たちの言及でもあったんでしょうか。
 軍刀を持っていなくても銃剣で突撃してくる兵士もおり、やはり攻撃力が高いので(銃で撃たれるよりもダメージが大きい)、特攻されると非常にビビッてしまいます。

 ゲームシステムとしては前作「史上最大の作戦」とほとんど同じなので、狙撃モードはあるものの、現在のFPSのような銃眼を覗くタイプではなく、やはりエイムアシストもないので操作に慣れないと少々厳しい。ただ、「史上最大の作戦」と違って常時クロスヘアが表示され、射撃もかなり当てやすくなっています。

 ストーリーは太平洋戦争をテーマにしているといっても後半部分はスパイものになっているため(主人公は本当に情報部のスパイになる)、展開としてはモロに007映画のような感じでした。

 ステージなどは基本的には東南アジアのジャングルを舞台にしており、その点ではあまり変化はないのですが、そのジャングルの描写などはPS2ゲームとしてもそこそこのものなのではないでしょうか。
 ちなみに、序盤の真珠湾攻撃のステージはかなり力が入っており、演出も多彩でなかなか素晴らしい出来になっております。
 一転、中盤以降は地味な展開になってしまいますが、プレイヤーを飽きさせないように様々なアイデアが練り込まれており(巨大寺院内での戦闘やゾウに乗ったりするのは印象に残りました)、ボリュームもあってなかなか充実した内容になっていると思います。

 続編が予定されていてほとんど未完で終わっているのに、結局続編が出なかったのは残念。

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「パシフィックアサルト」
 安かったのでヤフーオークションで2500円で落札。

 これも太平洋戦争をテーマにしていますが、PCゲームなのでグラフィックは今見ても充分美麗。
「コールオブデューティ」後に出ているため影響を受けていると言われてまして、なんといっても独特なのが戦闘がチーム戦であること。
 それも「コールオブデューティ」とは違い、分隊の面子は決まっており、それぞれに独自の役割がある、という内容。
 ただ、正直言って衛生兵以外はあまり個性がないですが…。

 戦闘システムも独特で、自分以外の分隊のメンバーは死ぬことはないのですが、体力がなくなるとダウン状態になり、衛生兵が回復させないとダウンしたままになってしまう。
 自分もHPがなくなるとダウン状態になるのですが、衛生兵を呼んで回復してもらわないとゲームオーバーに。
 衛生兵も敵にやられるとダウン状態になりますが、自分で回復するので実質仲間が敵にやられるようなことはない。
 その間に自分がダウン状態にならないように気をつけなくてはいけない、というシステム。
 この戦闘システムがなかなか面白く、プレイしていてかなり楽しめました。
 実はこのシステムは敵も同じで、ちょっとしたチーム戦みたいな感じになるはず…なのですが、敵の場合はあっさりやられていくので、衛生兵も全然役には立っていなかったり。
 ただ、このおかげで戦争ゲームというよりスポーツゲームに近い感覚で、ゲームとしてはけっこう面白かったです。日本軍が敵なのですが、あまり悲惨さを感じないでプレイできましたし。

 また、「コールオブデューティ」的な照準モードがついに搭載されたのも、プレイしやすさに繋がっているかと。
 ただ、PCゲームなのでオートエイムはないですが。

 残念なのが致命的な欠点があることで、戦闘機に乗ったり対空砲を操るといった場面では、何をすればいいのかがわからないままゲームオーバーになってしまい、細かい説明も出ないため、どう進めたらいいのかさえ理解できなかったりも。何をするのかわからないまま、何度もリトライを繰り返すのはかなり辛い…。
 戦闘機の操縦も困難を極めるかのような操作性で、何よりプレイしていて楽しくないのが残念でした。

 また、時々バグに近いような状態になることもあったり。クリア条件を満たしているはずなのにクリアにならない時は、大抵、どこかに敵兵が生き残っていてそいつを倒さないとクリアにならなかったりします。こういう状態のときはコンパスのガイドマーカーの表示がおかしくなってるので、どういう状態なのかわからなかったりするんですよね…。

 いくつかの難点はありますが終盤の盛り上げなどはなかなかのもので、ステージのボリュームもたっぷりあり、ひたすらジャングルを進軍していく内容ではありますが、お腹いっぱいに楽しめるゲームではあります。
 印象は地味なのですが細かな演出も小気味良く、ミッションの展開もよく練られていて、ある程度のリアルさとゲームらしさを併せ持った内容になっていると思います。

 私は日本兵の音声が一部カットされた日本版をプレイしていましたが、有志によって最近作られたパッチを当ててカットされた音声を復活させてプレイしました。
 このおかげで、オリジナルの音声でプレイできたのは非常に雰囲気を盛り上げてくれました。

 なお、音声や字幕はインストール後に、PCのスタートボタン→プログラム→EA GAMES→Medal of Honor Pacific Assalut(tm)→言語選択で英語・日本語を好きに選ぶことが出来ます。
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by overkilling | 2011-09-21 00:07 | メダルオブオナーシリーズ