カテゴリ:ファークライ2( 1 )

アフリカは燃えているか

 アフリカ某国で傭兵として活躍(というより暗躍?)するFPSゲームがこの「ファークライ2(FARCRY2)」で御座います。
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 グラフィックとゲーム性に惹かれて始めてみましたが、物凄く熱中してプレイしておりました。

 広大なアフリカの大地を駆け回りながら次々ミッションをこなしていくのは実に楽しく、そこそこある自由度と大雑把でありながら微妙なバランスの上に成り立っているゲーム性はなかなかのものでした。

 操作性もほどほどに良ろしく、車両での移動などもかなり面白い。マップも広く実に様々な場所があり、隠しミッション的なアイテム探しなんかもあるのであちこち周れて移動しているだけでも面白い。

 マップといえば世界観の構築も実に素晴らしい。
 トタンやドラム缶、ガラクタに水溜りに草むら、廃車と鉄屑などといった、70年代や80年代の「昭和」な時代の子供の遊び場と言えばいいのでしょうか、あるいはテレビなどで観るアフリカの汚れたイメージそのものといったオブジェクトが画面を飾り、生活感を演出しています。

 FPSゲームとしては珍しく、いわゆるオープンワールド型のゲーム性で、それでいて面倒くささもなく次々にミッションをこなしていくシンプルさは熱中度をかなり高めてくれます。
 FPSが好きな人なら、ハマる人は多いゲームでしょう。


 しかしながら気になった点が3つほど…。

 ひとつはこのゲームも、日本版はセーブデータ破損の危険性を孕んでいる、という点。これは問題外と言ってもいい気がしますが、公式パッチにてゲーム中のクラッシュは回避出来るようになったものの、それでもセーブデータの破損はありえるんだとか。こういうゲームでセーブデータが全損するというのは、シャレになってませんね…。
 私は幸運なことにそういう事態には見舞われませんでしたが、セーブする際は毎回ドキドキもんでした。

 2つ目は「バディミッション」というシリーズのミッション。
 これは酒場にいる他の傭兵から個人的な依頼を受ける、というものですが、このシリーズのミッションだけ、目標を達成したら酒場へ戻って依頼を受けた傭兵に報告せねばならないのです。
 基本的に、ミッションを達成したらその地点から近い場所で受けられるミッションをこなしていくのが普通だと思うのですが(場所にあまり意味がなく、ミッションをこなす以外にさしてやることもないので)、酒場で報告したら再びバディミッションを受ける、というのが手っ取り早いことになります。
 んが、バディミッションは報告後、すぐに次のミッションは受けられないのです。
 ではどうするのかというと、酒場からある程度の距離を離れることによって、新たなバディミッションが受けられるようになります。
 てことは、バディミッションを受ける→ミッション達成して酒場で報告→酒場から少し移動する→ミッションが受けられるようになったら酒場へ戻る→バディミッションを受ける、という流れになります。
 バディミッションを始めると、ミッション依頼が尽きるまで延々とこれを続けることになるわけです。これが面倒で仕方が無い。
 酒場へ戻って報告する、というあまり意味もない行動をする必要がなければ、他の近場のミッションを受けていけばいいのですが、バディミッションのみ報告しないとミッション達成にならないので、酒場に戻るしかない。
 バディミッションを避けて、わざわざ遠い場所のミッションを受けに移動するのも面倒(移動中に敵陣や徘徊している敵と戦わねばならないので時間がかかる)、かといってミッションを受けないというのも(それも自由なのですが)、ゲームをしている意味が不明になってしまう。
 これはほんと、何とかして欲しかった。

 3つ目は最大の問題点なのですが、エンディングがあまりに酷い。
 2つあるエンディングのうち、どちらもバッドエンディングというのは…。
 何と言いますか、プレイヤーが納得出来るものでは全然ないと思えるのです。ネタバレになりますが、主人公は最終的にはアフリカの未来のために殉死することになります。
 それまで、休戦状態だったところへ事件を起こして交戦状態にし、「これで仕事の依頼が来る」と喜んでいたピカレスクな主人公だったはずの傭兵は、なぜだか最初の依頼(この依頼は結局すべてが謎のまま)のターゲットであるジャッカルに感化され、アフリカの未来のために唐突に命を投げ出すことになります。
 そりゃまぁ、マラリアの末期症状で長くは持たないというのもあるんですが、一体主人公は何がしたかったのか、何をするためにアフリカまでやって来たのか、物凄い疑問を生じさせてゲームは終わってしまうのです。
 プレイ中の熱中度が高かっただけに、ストーリー性が出てくる後半、そして結末があまりに唐突な展開になってしまうのは、かなーり残念。

 ところどころ不備が見当たってしまう作品ですが、その逆に体力0になっても助けてもらえる場合があるバディシステムや、武器にジャムが起こったりするシステムなどは独特の面白さがあり、オープンワールド寄りのゲーム性とも相俟って、既存のFPSゲームとは一線を画するものだと言えます。
 中古でもかなり安い価格で出回っていますし、アフリカの美麗な景色が気に入れば、傭兵になって暴れ回ってみるのも一興ではないでしょうか。
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by overkilling | 2010-10-12 19:20 | ファークライ2