L4D2 カスタムマップレビューその174

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「Yama」

 プレイキャラはL4D1のキャラ。
 日本を舞台にしたカスタムキャンペーンで、マップの見た目の完成度が高く、素晴らしい出来。
 東京の繁華街や京都の清水寺、廃村、廃ホテルなど、インパクトがあり、他のカスタムマップでは見られないオリジナリティの高いステージの数々を遊ぶことができる。

 ありえないほど細かく構成されたマップは見事に日本独特の街並みを再現しており、ただルートを進んでいくだけでも面白い。日本人ならあちこちにツッコミを入れつつ見慣れた光景や懐かしい風景を楽しめるし、海外のプレイヤーなら極東の島国の一種異様な世界観に存分に浸れるだけのマップの個性がある。独創性という面においては、数あるカスタムマップの中でも間違いなくトップクラスだと言える。
 看板の日本語表記のおかしさや見た目で少々違和感を感じるポイントもあるが、これがL4D2のカスタムマップであることを考えれば、空恐ろしくなるクオリティである。

 こういった世界観重視のキャンペーンの場合、ゲーム性がイマイチなものも多いが、このキャンペーンは基本に忠実な仕上がりで、ごくごく普通にゲームを楽しめる。
 ただ、あまりにオーソドックスすぎて、淡々と進行し過ぎてしまうきらいはある。ラッシュイベントもありふれたものが多く、そもそもラッシュイベントがないチャプターもあり、マップの見た目以上のインパクトは感じられないのが惜しい。

 また、アイテム類もあまり親切な配置にはなっておらず、特に弾薬はルート上ではなく周囲の建物内に置いてあることが多いので、探索しないで先に進んでばかりいるとあっという間に弾切れになってしまう。一見、開きそうにないドアの奥に配置されていることも多く、弾薬に関してはかなり厳しい設定になっている。
 ルートはさほど複雑なものではないが、市街地でいくつかの店や家屋の中に入るのに気づかないと延々と迷ってしまうかもしれない。

 こうした作りであることからもわかるように、単純にセーフルームを目指してただ進んでいくのではなく、周囲を探索しながら建造物や風景を眺めつつ進行していくゲーム性になっている。

 フィナーレは神戸市に実存する廃墟の麻耶観光ホテルを舞台にしており、燃料タンクを集めるスカベンジ形式になっている。やはり廃墟をじっくりと見せたいという意図からなのか、フィナーレ開始前からホテル内をうろつけるため、先に燃料タンクを集めてからフィナーレをスタートするとかなり簡単にクリアできてしまう。逆にまともにフィナーレをプレイすると、場所が複雑でけっこう広いため、特にシングルプレイではそれなりに苦労する。

 いくつか物足りない部分はあるが、細かいアイディアも豊富で、何よりステージの独創性が素晴らしく、難易度的にもストレスになる要素はほとんどないのでプレイもしやすく、マルチプレイでワイワイ遊ぶのにも向いている。

 全5チャプターで、クリアまではすんなりいっても1時間以上はかかるが、ついついあちこち寄り道してしまうのもあって、マルチプレイだとさらに時間がかかるのは必至。それでも、最後までダレることなく遊べる素晴らしいキャンペーンである。

 なお、L4D2本体のバージョンアップ以後、残念ながらエラー表示になってしまったオブジェクトがいくつかある。
「Valve's Missing Content Fix」という表示バグを改善するMODを入れるとエラー表示がなくなるので、このカスタムマップを遊ぶのであれば事前に導入しておくのをオススメする。

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by overkilling | 2014-05-29 20:49 | PC版left 4 dead 2