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L4D2 カスタムマップレビューその7

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「Back To School」

 プレイキャラはL4D1のキャラ。
 未完成だったL4D1版のマップを完成させた、凄まじいクオリティを誇る全6チャプターのロングキャンペーン。
 各チャプターはステージ設定やラッシュイベントのアイディアにあふれ、練り込まれたゲーム性によって飽きることなくフィナーレまで遊べる。
 マップの見た目の美麗さ、演出の精度の高さは随一で、進んでいくだけでも楽しさを覚える。
 若干暗い場面があったり、行き先がわかりづらい場面、ごちゃごちゃしていて進みづらい箇所、ルートとは関係なく広がっている袋小路などがあり、初見プレイだとけっこう苦労してしまうかもしれない。

 チャプター5ではスカベンジイベントがあるのだが、内容的には極力簡単にはしてあるものの、どうしてもゲーム進行のテンポが削がれてしまい、このカスタムキャンペーンの楽しみのひとつになっているとは言い難い。回収する燃料タンクも発光しない上に色も通常タイプの赤い色なので見つけにくく、普通のスカベンジの感覚でいると、何ひとつ進まないといった按配に陥る。

 また、チャプター3の留置所でのイベントは少々手順がわかりづらい。新聞紙を燃やしてイベントを開始したら、中庭にある立て札(?)を引き抜いて再度留置所内に入り、格子をアクティベートすると、先へ進めるようになる。奥にある警報機のスイッチはフェイクなのかバグなのか切っても延々とラッシュが続くので、とっとと進んでセーフルームに入ってしまおう。

 いくつかのイベントにはある程度のランダム要素が組み込まれており、開始ボタンの場所が毎回違っていたり、そもそもイベント自体が発生しない場合もある。

 フィナーレはフットボールの競技場に設置された軍の前線基地で謎のアイテムを4つ回収するイベントが用意されており、これも初見プレイでは手順がわかりにくいかもしれない。
 無線機に応答したら、周囲の小さなテント内にあるFridge(冷凍庫)の開閉ボタンを押し、中にアイテムがあったらそれを回収する。アイテムの入っているテントは毎回ランダムなので、適当に動き回ってどこをどう探索したのかがわからなくなると、ラッシュとタンクの襲撃に呑まれてリトライを食う危険性が高くなってしまう。端のテントから順に探索していくと、漏れなくアイテムを見つけていきやすい。
 形式としては通常のフィナーレと同じなので、2体目のタンクまでにアイテムをすべて回収できないと、その後は無限ラッシュ&無限タンクが延々と続くことになる。
  逆に手早くアイテムを4つ回収できたとしても、タンクを2体倒さない限り救出車両はやって来ず、また、アイテム回収を完了させないとタンクを倒しても救出車両には乗り込めない。
 なお、脱出時にやってくる乗り物とエンディングは2種類あり、どちらかがランダムで選ばれるようになっている。

 シングルプレイ時の注意点として、チャプター1の序盤で上位武器のハンティングライフルが見つかるが、Botたちは一様にこれを所持してしまうので、ラッシュが続く場面などではセカンダリのピストルに持ち替えてしまい、かなり押されてしまう場合がある。Botが使うとハンティングライフルは弾切れにもなりにくく武器の交換もほとんど行わないので、別の上位武器が出てくるまではラッシュに脆いことがあるのを覚えておこう。

 いくつか難点はあるものの、イベントに絡んだ細かい世界観の構築なども素晴らしく、他では見られない種類のイベントや美麗なマップなど内容的にも充分楽しく、傑作と呼ばれるに値するカスタムキャンペーンであると思う。
 全6チャプターとかなり長いキャンペーンなので、クリアまではすんなり行っても1時間半前後はかかる。

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by overkilling | 2013-11-27 17:33 | PC版left 4 dead 2